外壁塗装費用って安くできる?コスト削減テクニックを伝授!
外壁塗装は定期的に必要なメンテナンスですが、決して安くはありません。およそ10年に一度工事を行いますが、一般的な二階建てで80~150万円もの費用が発生するといわれています。どうにかもっと、安く抑える方法はないのでしょうか?この記事では、外壁塗装費用を安くするための、コスト削減テクニックを伝授します。
見積もりをとるなど費用相場を調べておこう
外壁塗装の費用をコスト削減する1つ目のテクニックは、見積もりをとるなど費用相場を調べておくことです。実際の流れなどについて、見てみましょう。
複数の業者に見積もりを依頼しよう
まずは「相見積もり」といって、同じ条件で複数の業者へ見積もりを依頼することをおすすめします。多すぎても時間をとるので、3~4の業者に頼むとよいでしょう。
同じ家でも劣化具合や家のつくりで費用が変動するため、算出された額を見比べることで費用の妥当性が把握しやすくなります。その結果、3万円~10万円程度の費用削減ができたという声もあります。
値引き交渉をするのもおすすめ!
相見積もりを依頼し、サービス内容なども鑑みて依頼したい業者が決まったら、値引き交渉をするのもおすすめです。たとえば、他に見積もりをとってもらった業者の名前を出して「〇〇だといくらっていわれたけれど、どちらにしようか迷っている」といえば、3~5万円程度なら値引きしてくれることもあります。
ただし、業者にも都合があるため過度な値引き交渉は印象が悪くなりますし、値引きしてもらったうえで断るのはNGです。
キャンペーンを利用しよう
外壁塗装の費用をコスト削減する2つ目のテクニックは、キャンペーンを利用することです。時期によってはお得なキャンペーンを掲げている業者も多いので、チェックしましょう。
新聞広告やチラシをチェック
まずは新聞広告やチラシを、こまめにチェックしましょう。タイミングが合えば、自分が外壁塗装をしたい時に、ちょうどよいキャンペーンに出会うことができます。
キャンペーンには期間限定のものが多いですが、なかには「初めての方限定」など期間に縛られないものもあるので、気になるチラシや広告を見つけたらストックしておくとよいでしょう。
冬や夏は従来よりも安くなる?
冬や夏は塗装工事にあまり向いていないため、従来の工事より安くしてもらえる可能性があります。塗装はカラッと晴れた日に行うことを推奨されるのですが、とくに梅雨時は雨が増えてなかなか工事が進まないことから、敬遠するオーナーが多いです。なお、値引きといっても具体的には7~9万円、ほとんどは5万円前後となります。
支払いは現金一括を選択しよう
塗装工事の支払い方法はいくつかありますが、基本的には現金一括がおすすめです。もちろん大金のためクレジットカード払いにする方法もありますが、2~3万円の手数料が発生します。そこで現金一括を選択することで、業者も手数料分の値引きをしてくれることがあります。なぜならいち早くまとまった額を受け取れることは、業者にとっても非常に得だからです。
火災保険や補助金が適用できないか調べてみよう
外壁塗装の費用をコスト削減する3つ目のテクニックは、火災保険や補助金が適用することです。火災保険や補助金が適用されるケースはいくつかあるので、ポイントを押さえておきましょう。
風災が原因だったら?
風災による損傷が原因で外壁塗装が必要になったら、火災保険が適用されます。適用される範囲は工事内容などによって変わりますが、最大でなんと100%賄える場合もあるのです。
ただし、経年劣化が原因で外壁塗装する際は対象になりませんので、ご注意ください。また、保険を適用してもらう際は自分から申請しなくてはいけないので、手続きの方法やタイミングなどを調べておきましょう。
補助金制度について
自治体によっては、持ち家でリフォーム工事を行う際に費用を一部補助、または助成する制度を設けている場合があります。もちろんその中には外壁塗装も含まれているため、ぜひ積極的に活用しましょう。また、補助金制度を利用する際は施工業者・工事金額・申請するタイミングなどに条件が設けられているため、注意が必要です。
住宅ローン減税を使う
この他に、住宅ローン減税を利用する方法もあります。住宅ローン減税とは、住宅ローンの残額に応じて税控除を受けることです。これはリフォームローンを使って外壁塗装をする時に利用できる制度で、およそ10万円前後安くできるといわれています。正確には、住宅ローンの残債が残っている間にのみ対象となり、「残額の1%×最大10年間」所得税から控除が受けられるのです。
外壁塗装って安くできる?というテーマに基づき、塗装費用のコスト削減テクニックをご紹介してきました。この他にも、見積もり書を見て「今は必要ない」と思ったら不要な作業を断ったり、使用する塗料のグレードを下げたりするなど、塗装費用のコストを削減する方法はさまざまです。
また、あまりに安い業者は手抜き工事をしている可能性もあるため、安くすることばかりを考えず、相場を理解しておくことも重要だといえるでしょう。